About this story

「…ん……?」

「お?起きたか」

 

 

 

WWW  第2話

 

 

 

「此処何処?帰り道の近くにこんな所あったっけ?」

 

周り一面木、木、木!

わぁ緑がいっぱい!地球に優しいね☆

…じゃなくて何処だ此処!!

 

「こんな所ある訳無いだろ。何処だか分かんねぇけどとにかく森だ森!」

「そんな事は見れば分かるよ!馬鹿にしてんの!?…結界はってる?」

「あぁ、どうやら森は森でも普通の森じゃないらしい」

「どういう事?妖でもいるの?」

「いや…妖ではないみたいだ。さっき麒麟にこの森を見てくるように命令したからそろそろ戻って来る筈」

 

二人はその辺の木に座っての式神である『麒麟』を待っていた。

良いよなぁは麒麟みたいな従順な奴が式神でさ。

私の式神達なんて使えない奴らばっかなんだから!

しかも麒麟の奴カッコイイし。

位の高い式神は基本的に人型なれる。

動物の姿のままだと何かと不便なことがあったりするからだ。

 

「麒麟。只今戻りました」

 

麒麟が戻って来た。

 

「ご苦労様。で、どうだった?」

 

麒麟が言うには少し行けば城があるらしい。

いつまでも此処にいてもしょうがないため、城に向かうことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 


「ずっと思ってたんだけどさなんか感覚が違くない?」

「俺も思った。第六感に何かが働きかけてるみたいな…」

「うん。それもあるんだけど何て言うか…」

「?」

「心なしかと目線が近い気がするんだけど」

「気のせいだろ」

「そうかなー?」

 

そうこう話しているうちに城が見えてきた。

デカッ!

何だこのサイズは!

将来はこんな城に住みたいなぁ♪

 

「すげぇ…少なくとも此処は日本じゃねぇな」

 

の隣で頷いていると人影が見えた。

少年のようだ。

 

『誰だ!?そこで何をしている!!ホグワーツの生徒じゃないな!?』

 

英語?

 

『貴方は此処のせ…』

 

は英語で話しを聞こうとしたが少年の言葉に引っ掛かりを覚えて話すのを止めた。

 

「「ホグワーツ!!!?」」

 

ホグワーツってあのハリポタにでてくる学校!?

なんですかこの人は!

マニア!?マニアなのか!?こんなコスプレまでして!!

…ん?待てよ。まさかあの糞親父の仕業か?

あいつならやり兼ねない!

鏡になんか術を施しやがったな!!

 

『そ、それがどうした!』

『此処の校長は?』

 

も出ている分のハリポタは読破している。

ホグワーツの校長はダンブルドアだった筈だ。

ダンブルドアだった筈だ。きっとあの人なら何とかしてくれる。

 

『ディペット校長のことか?安心しろ今からお前等を校長の元まで連行してやる』

 

ディペット?

ディペット校長ってダンブルドアの前の校長じゃなかった?

 

『その必要はないぞトム』

 

少年の後ろの方から長い影が二つ現れた。

 

『君は下がっていなさい』

 

ものっそい長い髪に髭!…アレがダンブルドアかな?

もう一人の器量がなさそうなのがディペットか(ひどっ;)

 

『校長!ダンブルドア先生!!しかし…!』

『落ち着くんだトム。君は一先ず寮に戻りなさい』

『…はい』

 

トムってまさかトム・リドル!?

トムと呼ばれた少年は仕方なく城の方に帰って行った。

 

『で、君達は何者じゃ?見たところ敵意はなさそうじゃが…おぉっと英語は喋れるかの?』

『はい、ある程度なら』

 

「ある程度と言うのがどれくらいか分からんからコレで喋ろうかの?」

 

達は一瞬驚いたようなそぶりを見せたが此処は魔法界なのだからこれくらい当たり前なのだろうと納得し、話しを続けた。

 

「ありがとうございます。此処は魔法界なのですか?」

 

一応念のため確認してみた。

 

「そうだが君達はマグルか?」

「いやこの子達は魔法使いじゃよ、ディペット校長」

 

魔法使い?私達が!?

内心戸惑いを隠せないが此処でやたらとボロを出すとこの先どうなるか分からない。

落ち着いて対処しなくては。

 

「この子達から強大な魔力を感じませんかな?」

「…ふむ、確かに」

「此処で立ち話もなんじゃから城で話しましょうぞ校長。この者達は強大な魔力を持っているとはいえ使い方を分かっておらぬから大丈夫じゃよ」

 

さぁ着いておいで、と手招きされ少し戸惑ったがどうしようもないため着いて行く事にした。

 

 

 

 


 

やっと第二話目。

管理人がどんどん馬鹿になっていってる気がする・・・。

06.12.02.SAT