About this story

 

「「ギャァァァァァァァッ!!」」

 

 

 

WWW  第10話

 

 

 

 


「…もう…俺は…絶対乗らない…から…な……うぉえっ」

「私も…無理……うっ…」

 

えー、現在私はと二人でグリンゴッツに来とります。
今日は授業が休みだからアルバスに許可貰って来てみたけど…ぅ゛お゛え゛っ!
は、吐く!

間違いなくこれは吐かせるのを目的に作られた物だ!!
殺意まで感じるよ!
トロッコの予想以上の揺れ具合に私たち二人は見事にダウン。
元から直ぐに酔う方(車でとかも無理。吐く)なのにこんなの拷問だ!

 

「こちらの金庫です」

 

小鬼が指差す先の金庫を見て思わず「はい?」と聞き返したくなった。
というか聞き返した。
私達が下を向いて吐く真似(勿論吐いてはいない)をしている間に開け放たれた金庫の扉の向こうには山の如し金銀の山が!!
ん?アレ?なんか文章おかしかった?
ま、良いや。(良くねぇよ)

 

「こちらの金庫がお客様の金庫になります」

 

聞き返されたのが不快だったのか、心なしか語調を強めて小鬼が言った。
いや、でも聞き返したくもなるよ?
こんな大金いったい何処から出て来たのさ!

 

「…と、取り敢えず袋に詰めようぜ」
「う、うん」

 

もう二度とあんな乗り物には乗りたくない。
というか乗るつもりなんて更々ない。
いや、確かに帰りに乗らなきゃならないけどもね。
勿論それは別として考えてだよ!?
生活に困らないような量の金貨を精一杯袋に詰め込んだ。

 

「よし!こんなもんでしょ!」
「だな。…ん?何だコレ。紙切れ?」
「何々?」

 

 

 

無駄使いすんなよ★
                                    團

 

 

 

その紙切れには達筆な日本語であのくそ親父と思しき人からのメッセージが書かれていた。

 

「…絶対無駄使いしてやる」

「また来たいのか?」

 

があからさまに呆れた目で見て来た。

 

「はっ!それはやだ!」

 

二度アレには乗らん!

 

「だろ?んじゃ、そろそろ帰るか」


 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

まーた短いよー。
すいまっせーん!
しかもリドルとかいないし・・・。
主人公さん達はわざわざ團(親父)がなんでこの世界にいたのか、とかそういう考えても答えの出ない事は考えません。
無駄な労力を使うのを極力嫌いますので;

 

2007.05.27